今までのラオス旅行記はこちら

今日は⑥と⑦の2話アップしてます。

 

4日目 5月19日(月)

 

翌朝。ルアンパバーン観光初日!(昨日は夕飯食べただけだから)

ということで、4時半起床。

なぜこんなに早いかというと、ルアンパバーンの名物行事

「托鉢(たくはつ)」を見に行くためです。

これは、街の中を僧侶が練り歩き、人々から喜捨をもらうという仏教の行いで

ルアンパバーンでは毎朝5〜6時くらいの間に行われているんです。

 

これは一度は見とくべき、かなり有名な行事だというので、

私も早起きして見に行くことに。

ものすごーく眠かったですが…とりあえず起きて、支度して、出発!

 

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まだ薄暗い街並み。

でも、働き出してる人たちが結構いました。

ラオスの朝は早い。

 

川沿いを歩きながら、托鉢のルートになっている寺院の方向へ向かっていました。

 

思えば、どうしてこのとき川沿いの道を選んだのだろうか。

なんとなく、市内を通るよりいいかなと思ってしまったのだけど…

 

歩いていると、向こうからラオス人のおばさんが、にこにこしながら近寄って来たのです。

どうやら、観光客向けに托鉢用のお米やらお菓子やらを売ってるらしい。

この人は英語しゃべれないのだけど、

どうやら私に「托鉢やってみない?」と聞いてるみたいなんです。

餅米の入った籠を見せて、「どう?」とね。

 

私は純粋に興味があったし、おばさんもほがらかな感じだったので

やってみることにしました。

 

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こんなかんじで、お菓子と、お米(籠のなかに入ってる)をもらいました。

これを、順々に訪れる僧侶の鉢のなかに入れて、祈りをささげるという。

 

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あたりはまだ薄暗い。

 

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この道の向こうから、僧侶が歩いてくるという。

まだ時間があるから、座って待てばいいと言われ、そのまま待つことに。

それにしても人通りが少なくて、ここには、私一人しかいなかったんです。

ちょっと不安になりつつ…

托鉢って、もっと見物客いるんじゃないの?!

 

でも、しばらくすると…

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僧侶さんたちが来た!

現地の人たちも出て来て、お米とかを入れてます。

 

いざ自分の目の前まで僧侶が来て、

私はちょっとドキドキしながら、その鉢にお米とかお菓子を入れました。

お米とお菓子を、一緒に入れるんです。

結構ぐちゃぐちゃになるんだけど…それでいいらしい。

僧侶がどんどん来るもので、結構慌ただしく、

あんまり祈ってる暇もなく… 笑

あっという間に終わってしまいました。

 

終わると、さっきのおばちゃんが、ニコニコしながら

お金払って、と手を出してきました。

ああ、オッケーと思って、少し渡すと、

NOと言って、首を振るもんで、足りないのかと思ってもう少し渡しました。

するとおばちゃんは、にこっと笑って

「もう一回やってみる?」みたいな感じで促してくるので

どうしようかなと思ったけど、時間もあるし、やってみることに。

 

同じように2回目も、まわってくる僧侶の鉢に、お米やらお菓子を入れました。

しかし、なぜか2回目はおばちゃんだけでなく、

もう一人の売り子っぽいお姉さんも私のところに来て

お菓子やらお米やらをどんどん私に渡して来たのである。

私は渡されるがままに受け取って、そのままどんどん僧侶の鉢へ入れていった…

 

全部終わると、おばちゃんとお姉さんの二人は、

同じようにお金をちょうだいと言って来た。

なんでお姉さんも…頼んでないよ… と思いながら

しかたなしに、さっきと同じ額を二人に渡したら

お姉さんはそれで帰ったんだけど、おばさんは引き下がらない。

つまり、もっとよこせと要求してくるのである!

 

いや、これ以上はだめだよ、と身振りで伝えると

なんと怒り出して、余計に引き下がらない…

参ったな…と思うのと、次第に怖くなって来て、

私はとにかく引き下がってくれるまでお金を渡してしまったんです。

 

もらうだけもらうと、おばさんは去っていきました。

 

このとき、私はまだ、ラオスのお金の感覚が、あまりよくわかってなかった。

何せ、ビエンチャンでは全くと言っていいほどお金を使ってなかったから

ラオスキープが、日本円に換算してだいたいこのくらい、というのもうろ覚えだった。

だから、このときおばちゃんに、自分がいくら渡したのか、わかってなかった。

とにかくあの場を切り抜けたかったのです!!

 

 

けど、次第に、

あれ、私、今、

めちゃめちゃ支払っちゃったんじゃない?と

冷静になり…

 

ここで、ざっと計算して

1万円

あのおばさんに払ったのだということに気づいたのです…

 

 

見事に、カモになってしまった!!!

 

 

このときは、結構ショックだった。

自分がいけないのはわかってます。

けど、まわりに人もいなくて
(大通りにはもっと観光客がいたということを、後で知った)、

なんだかよくわからなくて、

しかも一応仏教の神聖な行事ということで

冷静に判断できなかったのです…

私は甘かった。

ビエンチャンではウォン君に頼りっきりで、みんないい人ばっかと思って

なんとなく気が緩んでたんでしょう…

 

 

今こうやって書けば笑い話なんだけど、

実際にこれを経験した時は、ほんと笑えなかった…!

そんな危ない事件じゃなくてよかったけど、

神聖な行事と聞いて、楽しみにしてたのに

いろんなことお祈りできるかなと思ってたのに

なんだか悲しくて、悔しくて、自分が情けなくて、おばちゃんが憎たらしくて

私は、意気消沈してしまった…

 

 

「景ちゃんみたい…」

私は、自分が以前書いた物語、「吟遊旅景譚」の主人公「景」を思い出しました。

第3回の紗来展でやったやつなんですけど。

彼女も旅に出て、一番はじめの街で全財産すられて、

いじわるなおばーさんにいじわるなこと言われるのだ…

現実になっちゃったよ!とほほ… と思いつつ…

 

私は学びました。

海外で、やたらニコニコしながら近づいてくる奴には

ろくな奴がいない!!

ああ、きっと多くの旅慣れた人たちは、こんなこと常識なんだろう…

 

 

そんなかんじで、私は結構元気をなくしながら、

引き続きルアンパバーンの街をぶらついたのでした。

さて、このあとどうなるんでしょう?

 

 

今日はここまで。つづく。

 

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