むむむ。パンダの赤ちゃん、亡くなってしまいましたね。
動物園の方々の記者会見の様子が、なんか胸に迫ります…
本当に愛情を持ってらしたんだろうなあ…
昔、飼っていた犬が死んじゃったときのこと、
今でも鮮明に覚えています。
私は中学3年生、高校受験を数ヶ月後に控えた、クリスマスの日だった。
「ブチ」というビーグル(と思われる)犬でした。
年だったし、結構前から具合が悪かったから、そろそろかなとは思ってた。
朝、家族に起こされて、パジャマの上に半纏を着て急いで外に出ると、
ブチは目を開けたまま、ぐったり横になっていた。
「ブチ」と呼んでもほとんど動かなかった。
けど、まだほんの少し息をしていた。
みんなで何度も名前を呼んだ。
私はやっぱり泣いていて、涙が、ブチの耳に落ちたのを覚えてる。
ブチの耳が好きだった。
全身の中でいちばん毛並みが気持ちよくて、きれいなとこだった。
結局、息が止まるまで家族みんなで見守った。
ブチはもともと近所の空き地に捨てられていた野良犬でした。
おそらくブチの子と思われる子犬6匹と一緒に捨てられていた。
当時小学生だった私たち姉弟・いとこは、もう大騒ぎで、かわいくてしかたがなくて、
毎日毎日会いにいって遊んでいたなあ。
でも、かわいい子犬は次第にどんどん拾われていって、
最終的に残ったのは親犬ブチだけだった。
で、図太いブチは近所の家を放浪してまわり、
うちにも来て、じいちゃんが何気なしにエサをあげてしまったら、
もうそれからは押し掛け女房ならぬ押し掛け犬として、うちに居着いたのである。
一応「動物は飼っちゃダメ」という決まりはあったんですけど、
ダメも何も、もうずっとうちにいるんだから、飼ってるのと変わらなくなってしまい、
結局、晴れてわが家の一員となったのです。
それからも、いろいろありました。
脱走したり、妊娠しちゃったり、で子どもが生まれたり、また脱走したり。
話題にはこと欠きません。
特に、子犬が生まれてから、みんなもらわれていくまでのほんの数ヶ月は、
本当に本当に楽しかった。
毎日毎日、犬のことしか考えてなかったな。
ブチが亡くなってから10年以上経ちますが、
今でも私はときどきブチの夢を見ます。
実家に帰ると、ブチが生きていて、「なんだブチ、元気じゃん」と思う夢。
結構何度もこの夢見るんですよね。
実家にはブチの子である「でかぽん」が、今も元気に生きてます。
前も書きましたけど今年17歳になります。
もうこのまま物の怪になるくらい長生きしてもらたいです。