私は小さい頃から今に至るまで
自他共に認める大泣き虫です。
何かあるたびにめそめそ泣きます…
悲しい、寂しい、苦しい、といった
いわゆる辛い感情は
私にとってはとても大事なものです。
もちろん、敢えて感じたいとは思わないけど…
でも、そういう感情こそ、私の音楽の源泉であり、
喜びも嬉しさも、それ無しには存在しないと思っています。
小さい頃、悲しくて悲しくてどうにもならないとき
一番の解消方法は、好き勝手にピアノを弾くことでした。
好きなように、悲しいなら思い切り悲しい旋律を弾きながら
ぽろぽろ出てくる涙を止めずにおくと
次第に悲しさがやんで、とても楽になる。
旋律は、私が言葉にできない感情を
洗い流してくれるようで
それはそれは悲しい旋律なのですが
弾いてると心が落ち着きました。
それは今でも同じで、
悲しいときは思うままに、思い切り悲しい旋律を弾きます。
誰にも聴かせられない、めちゃくちゃなメロディーですが…(笑)
なぜかわからないけど、私から出たメロディーは、もう私ではなくて
誰か別の人のような気がして
その誰かに語りかけてもらってる気がするんです。
すごい自己満足かもしれませんが…(笑)
何にせよ、どんな悲しみもメロディーに変えよう。
どんな孤独も音楽に変えよう。
それこそ、私のできること。