こんにちは。紗来です。
かねてからずっと乗りたかった、東京からいちばん近いSL
パレオエクスプレスに乗ってきました。
秩父鉄道を走る、現役蒸気機関車です。
以前、「とある絵描きのバラッド」という歌物語で機関車のシーンを作ったとき
SL、いいなあ、乗ってみたいと思ってたのですが、ようやく実現。
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SL、素晴らしい。ほんとに素晴らしい経験となりました。
何が良かったって、良いとこありすぎで書ききれないけど、
特に!!なところを2つ。
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まずは、沿道の方がたくさん手を振ってくれるところ。
これにはびっくりした。
SLに向かって、いろんな人が手をふるんです。
それこそ赤ちゃんから、おじいちゃんおばあちゃんまで。
駅のホームにいる人だけでなく、踏切で待ってるおじさん、
家の玄関から、夏フェスのごとくタオルを振り回しながら手を振るおばあちゃん、
ベランダからおかあさんといっしょに手を振る子どもたち、
新築の家の工事中に、足場から手を振る大工さんたち、
ほんとーーーに色んな人が手を振ってくれる。
(中も、すごい!機関って感じ!むき出しの機関が、とってもかっこいい!)
はじめは恥ずかしくて、こちらは手を振っていいものだろうかと思いながら観てたけど
あまりに色んな人が手を振ってくれるもので、うれしくてこちらも振り返す。
すると、向こうと目が合う!気がする。
知らない人である。これからもまったく会わないかもしれないし
会ってもあのとき手を振った人とはわからないだろうけど
そんな人と笑顔で手を触り合う。
これはすごい体験だと思ったし、なんやら、無性に感動しました。うん。
胸に来るものがあった。SLって、ほんとに愛されてるんだ!
(途中の陸橋上から。船の人も手を振ってくれてる!)
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そしてもう一つは、あたりまえだけど、SLってものすごくかっこいい存在だってこと。
帰りは長瀞で降りて、パレオエクスプレスが旅立つのを見届けたのですが
眼の前で聞いた汽笛の音。
もう、ほんとに、しびれた!!!
かっこよすぎる。
となりでぽた夫が、
「これは生きてるね。黒いライオンかクマのようだね」と言った。まさに!!
回る車輪も、吐き出す煙も、プオーーーー!!!と鳴くような汽笛も
ほんとに生きてるようです。
すべてが胸を掻き立てる!!なんてかっこいいんだ!!
電車はスマートでもちろん乗りやすさ抜群だけど、SLの無骨さ、「動いてる」感じ、
これは惹かれる人が多いの、わかる。
子供も、大人も、おじいちゃんおばあちゃんも、みんなを魅了する!すごいね。
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終点の三峰口では地元の方によるふるまいもあり、すごくあたたかく迎えてくださいました。
毎月第二土曜日に、地元のみなさんで集まってふるまいをしてるそうです。
ちまきのような食べ物をいただきました!
すごくあたたかい方ばかりで、なんだか、じーんとした。
三峰口まで乗る方、行くならぜひ第二土曜日に!
道中、席が隣になったご夫婦も、とても朗らかで素敵なおふたりでした。
帰り、すごく手を振ってくださった!
SLにまつわるものは、すべてが平和というか、すべてがほっこりする。
そんな気分になれた、終始しあわせな、小さな旅でした。
都心からも近いし、ほんとにおすすめ。
のんびりゆったり、心がやすらぎます。
パレオエクスプレス、ぜひ乗ってみていただきたいです。