ひさしぶりに目頭が熱くなる本でした。

電車の中で読みながら、思わず心が飛んでいきそうになった…

 

米原万里さんの自伝的エッセイ「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」

期間限定のかわいらしい装丁に惹かれて、思わず買ってしまった。

エッセイだから、軽く読めるかなあと思って…

 

米原さんのエッセイは、以前「魔女の1ダース」というのを読んだ。

随分前のことで、詳細までは思い出せないんだけど

面白かったという記憶はあって、買ってみました。

 

少女時代をソビエトで過ごした米原さんの、その頃の女友だち3人

「リッツァ」「アーニャ」「ヤスミンカ」

この3人との思い出と、彼女達の人生、離別してからのその後、

そして再会までをそれぞれ描いたエッセイ。

 

私はエッセイをなめていた。

事実は小説より奇なり。

人の人生に勝る物語はどこにもない…

引き込まれました。

悲しいけど、苦しいけど、力強くやさしく

吹きすさぶ風の中で、ひとり、前を見つめ、凛と立っている

そんな人生の物語だった。

 

私、歴史や近代政治って全然詳しくないんだけど

ソビエト時代から、ソビエト崩壊、そしてそれにまつわる諸国の戦争

分断される民族、それぞれのナショナリズム

そういうものに翻弄されながら、時代の中で生きる、

「具体的な」人物たちの物語。

 

ちょっとねー 読み終わったばかりで、まだうまく感想言えない。すみません。

 

とにかく、いい。

ただのエッセイじゃない。

ミステリーのような要素もあり、最高にドラマチック。

 

そうだよなあ、人生はいつだって「具体的」なんだよね…

抽象的な「だれか」の話ではなくて、

いつだって、明らかにどこかの国の、どこかの民族の

れっきとした名前を持ち、姿形を持った、

とてもとても「具体的」な私たちひとりひとり。

その集合体が、この世界なんだ…

 

すごくおもしろかった。おすすめです。

思い出ぽろぽろ的なノスタルジーもあります。

するりと読めてしまいます。

 

さ、次はフィクション読む。

 

 

さて、明日は2週間ぶりにラジオ復帰します!

まだ本調子の声でないので、お聞き苦しいかもしれませんが…

しっかりやります!!

本番中は咳でませんよーに…

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