思うこと

26年と6ヶ月の孤独

生まれて来る前はお母さんのお腹の中にいて

すぐ耳元でその鼓動を感じ

同じ血と体液の中で生きていたのに

生まれて来たらもう絶対にひとりです。

ひとりの人間として、心をひとつ持って、

ひとりで生きていかなきゃならない。

 

人間はぜったいに他の人と一体にはなれない。

どんなに仲良くなっても、秘密を分け合っても、

その人の心の中までは絶対にのぞけません。

 

私は最近、というかもう、ずっと、

孤独について考えてる気がします。

 

孤独を感じたことのない人なんて、いないかもしれない。

感じる暇もないほど忙しい人はいるかもしれないけど、

生まれたらきっと一度は、自分という人間の孤独に向き合うんじゃないのかなあ。

誰かとの境界線の前で、途方に暮れることがあるんじゃないかな。

 

私はときどき、孤独に飲み込まれそうになります。

それは圧倒的な力で、押しつぶされそうで、苦しくて泣きたいし、実際に泣くこともある。

孤独を紛らわすために人と会ったり、こうやって文章を書いたり、

きっと歌を作るのも歌うのも、この孤独をどうにかしたい、

って気持ちからってのもあると思う。

暗闇から、手を伸ばすようなものです。

 

きっと、たくさんの人が自分なりの方法で、

孤独と向き合ったり戦ったりしてるんだろうなあ。

 

どうして人はひとりなんだろう?

なんで他の人とひとつになることはできないんだろう?

だけど、誰かと心がつながったような感じとか、

わかりあったような温かさとかは、

なぜかどうしても記憶に残っていて、

それが忘れられなくて、

だから、そうじゃないときの痛みが

ひりひり痛いのだと思います。

 

孤独だからこそ、手を伸ばすのでしょうね。

これからも。

 

今日はピンクさつまいもの相方、まっさと久しぶりに会っていました。

彼女は私にとって本当に不思議な存在で、

もはや友人でもなく、家族でもなく、もちろん恋人でもないのですが、

もう、どうひっくり返ってもとても大切な人で、

どんなに離れていようが、別々に活動していようが、

特別な存在です。

 

私も彼女も、お互いにぜんぜん違うものを抱えてるぜんぜん違う人間だけど、

それでも一緒に歌って、一緒に悩んで、一緒に考えて、

夢中で活動して来た5年間は、私のかけがえのない財産です。

一人で歌えば歌うほど、そう思います。

もちろん解散とかするわけじゃないですけど、

ここでお互い自分の道に向き合い、ちゃんと自分の足で歩けるようになったら、

自立した二人の女性同士として、何度でもまた一緒に歌いたいです。

そのためにも、一人でもしっかりやっていこうと思います。

 

今日はちょっとまじめに、そんなこと考えてました。

 

 

 

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