みなさまに聞いてみたい。
「ああ、今日は最高の一日だった」
と、思うことってありますか??
私はあんまりない。
今までを思い返しても、「最高だった!」と思う日って、あったかな。
もともと色々考え込む方だからか、いいことがあっても、
「最高だ!」と思うことってない。
力を入れたライブは、やりきった感もあるけれど、
それでも「最高」の気分だと感じたことはない。
思い描いていた夢や目標を達成するとき、「最高」だと思うのだろうか?
たとえば、スポーツとかで優勝とか目指してて、成し遂げたとき。
たしかにそれって「最高」な気がするな。
でも、「最高」の次の日ってどうなんだろう?
「最高」は通り過ぎてしまうものなのかな。
「いい日」ってのはどんな日だろうか。
いいことがあった日かな。
「なんか今日はいい日だったなあ」って思うことはよくある。
なんとなく、心が満たされているような日。
満たされたり、足りなかったり、
人間の心はあやふやなものだ。
揺れ動いて、いつだって安定しない。
足りないものを埋めようとしても、何で埋まるのかわからない。
そもそも、足せば埋まるというものでもない。
むしろ、本当に足りてないのかどうかもわからない。
感情はいろんな方向に振れる。
一筋縄ではいかない。
ひとつの言葉や真理では語れない。
よくわからない、人間の中は。
なんとなく最近、毎晩寝る前に
「今日も最高の一日だった」
と言うことにしている。
実際は全然そんなこと思ってない。
まったく「最高」ではないんだけど、
でもとりあえずそう言ってみようかと思ってる。
それが何になるかはわからない。
みんな何かを探している。
私も何かを探している。
何を探してるんだろう?わからないんだけど…
けど、探している。
そして探している自分が、嫌いではない。
だいぶ寒くなってきました。
でも長袖が着られることがうれしい。
そんな九月の終わり。