なんだか、お盆ですね。お盆休みですね。世の中は。
私はあんまり関係ないですが…
お盆というと、小さい頃のことを思い出す。
うちの実家は、家の裏山にお墓がある。小澤家のお墓。
お盆のときは、お墓までご先祖様を迎えにいく。
いつだったかなー あんまり覚えてないけど
たしかご先祖様をおぶって帰ってくる、っていうのを、家族と一緒にやった気がする。
子供だったから、必死に想像して
「今、ご先祖様が私の背中に乗った」とか思いながら、山道を下った。
家に着いたら、これまた想像しながら、ご先祖様をゆっくり背中からおろした。
うちは、おばあちゃんとおじいちゃんが丁寧にすべて準備して、
お盆のお迎えの準備をしてくれていた。
お盆の時期は仏壇を閉めて、祭壇みたいなものを作って、掛け軸を飾って
家の入り口に、砂のお城みたいなものを作るんだよなあ。
そして、ナスときゅうりに箸をさして、牛と馬にする。
来る時は馬で、早く来てください。帰りは牛で、ゆっくり帰ってくださいって意味だったような…
家の近所でも、田んぼの隅とかに盆飾りが飾られていた。
懐かしいな。今も飾られてるんだろうか。
なかなかドンピシャお盆に帰省しないからなあ…久しく見ていない。
子供の頃の思い出の、半分以上は夏休みの思い出だなと思う。
やっぱり、楽しかったんだろうな。
蝉の声、青い田んぼ、蚊取り線香の匂い、畳での昼寝、盆踊り…
夏は、やっぱり田舎の風景が好きだ。
都会の夏も嫌いじゃないけど。まあ、ちょっと暑すぎるからな…
夏の匂いは、いつも緑のにおいだ。