旅行記、頑張って書いてます。笑
どばっと、⑧⑨⑩を更新しました!!
今までのラオス旅行記はこちら。
4日目 5月19日(月)後半
さて、クアンシーの滝でひとりさびしく過ごしていた私は、
帰り際になって日本人の旅人の方と出会いました。
彼はKさん。
同じバスに乗っていた彼は、男女4人のグループのうちのひとりで
韓国語で話していたように聴こえていたので、てっきり韓国人と思っていたのですが
なんと日本人の方でした。
グループのみんなで、私はどこの国の人だろうね、と話していたらしい。
「もしかして日本人かなあと思ってたんですけど、やっぱりそうだったんですね」
と、Kさん。
よくよく話を伺うと、グループの4人は全員バックパッカーで、
それぞれ一人旅をしてるのだけど、途中で出会って仲良くなって
ルアンパバーンでは一緒に行動してるのだそう。
Kさん以外は全員韓国人。みなさんとても長いこと旅しているらしい。
私がKさんと話してると、他の人たちも集まって来て、
自己紹介したり、旅のいきさつを話したりしました。
女性が二人いたのだけど、この二人がとっても元気でキュートなお二人で、
お肌もぴっかぴか!!めちゃめちゃかわいらしかった。。。
Kさんと、もう一人の韓国人男性も、すごくお若く見えたので
「みなさん学生ですか?」と聞いたら、
じつは、私がいちばん年下だった。笑
しかも、結構歳の差があったりして…
みんなに「あなた、too youngよ!!」と笑われた…
うーん、ところ変われば… 笑
でもほんとにみなさんお若く見える!!
よければこのあと一緒に行動しませんか?と、気さくなこの4人に誘ってもらい
私はうれしい気持ちでバスに乗り込みました。
車内で、今度はひとりじゃない!笑
そんなたくさん話したわけでもないけど、Kさんと日本の話とか
どうして旅に来てるとか、そんな話をしつつ過ごしました。
Kさんも数ヶ月旅に出ていて、アジア諸国をまわっているらしい。
旅の話はおもしろかった。今までもいろんな人と出会って来てるんだそうで、
旅はほんとに出会いの連続なんだなあと、聞いていて思った…
そして、ひさしぶりの日本語での会話。
といっても数日ぶりなんだけど、それでも、
日本語で会話してる自分に多少なりとも違和感?を感じ、
あ、たった数日でも、
私、日本語を使わない状況に適応しようとしてたんだな、、、と気づく。
そんなこんなで、バスはルアンパバーン市内に帰ってきました。
このあとの待ち合わせの場所だけ決めて、Kさんたちと別れ、一旦ホテルへ。
小休憩してシャワーを浴びてから、ふたたび出発。
ルアンパバーンで一番人気と言っても過言ではない、
最高の見晴らしを持つ丘「プーシー」に登りにいきました。
待ち合わせの場所でKさんたちと合流。
すぐ近くにプーシーへの登り口があるので、ここから頂上を目指して登ることに。
この階段は結構きつかった。。。
グループの韓国人の女の子はふざけて、「まじ、無理」的なことをずっと言ってた。笑
「滝といい、プーシーといい、今日は登ってばっかりよ!!」とね。
私も激しく同意しましたよ…
しかし、ツラい後には、格別の景色が待ってるものです。
プーシーの頂上からの眺め。
雄大なメコン川と、山々と、この空。
圧巻だった。
時刻は間もなく日没。
この↑写真の方角の空に、太陽は沈みます。
みんなこの絶景サンセットを見るべく、この時間帯にプーシーに登るのだ!
頂上には観光客の人がたくさんいました。
ちなみに、プーシー頂上は、ほぼ360℃全方位が見渡せるようになっていて
サンセットの方角と逆側の眺めも、また美しい。
こちらのほうが、街並がよく見える。
ちなみに、こっちの川は、メコン川の支流カーン川。
ほんとに美しい街なんだよ…
私たちは各々写真を撮ったり、話をしたりしながらサンセットを待ちました。
私もふらふら頂上近辺を歩いていたら…
ある人物を発見!
覚えていますか?
ルアンパバーンに着いた最初の日、韓国人のご夫妻に連れられて
激安ビュッフェに行ったとき、
韓国人ご夫妻の隣に座っていた、顔に絆創膏を貼っている男性!
彼がいました。
あの夕食のとき、私はそんなに会話はしてなかったのだけど、
顔の絆創膏が印象的だったので、ここでもすぐに彼とわかったのです。
思い切って、「Hi!」と話しかけてみました。
すると、向こうも私を覚えていて「おーまた会ったね!!」と言ってくれた。
彼も韓国人なので、私はグループのみんなに彼を紹介。
今日はどこに行ったよーとか、お互いの旅路を語り合いました。
ほんと、旅は道連れ、世は情け…
そんなことしてるうちに、
時刻はそろそろサンセットの時間…
のはずだったんですが。
やはり雲が多くて、ここでもきれいなサンセットは見れず。
太陽は知らないうちに山に沈んでしまったみたいでした。
あーあ、また見れなかったなー なんて思ってると、
グループの韓国人の女の子が、私を呼んだ。
「Saki!! Look!! Rainbow!!」
呼ばれた方に行ってみると…
見えますか?!
Rainbow ! !
これは本当に美しかった。
写真が伝えられないのがもどかしいくらい。
小さな小さな虹。
私はこの景色を眺めながら、なぜだか
この世界の神様のことを思った。
ラオスの神様なのか
どこの神様なのか
どういう神様なのかはわからない。
ただ、「この世界」の神様。
色んな人のことを思った。
日本の大切な人たち。家族、友達、大切な人たち。
ファンのみなさま、ラジオのスタッフのみんな、
日々会う人たち、新しく出会った人、もうなかなか会えない人、みんな、みんな。
ラオスで出会った人たちを思った。
ウォン君も、Kさんも、韓国人のみんなも、ホテルのフロントの人も、
韓国人の夫妻も、イタリア人の彼も、みんな、みんな。
些細なつながりさえも。
みんな、みんな。
この世界の神様のことを思った。
何を願ったわけでもないんだけど。
ただ、ただ、神様のことを思った。
よくわかんないんだけど…
知らずに、私は一粒涙をこぼしていた。
このあと、絆創膏の彼が写真を撮ってくれるというので、この旅で初めて、
自分入りの写真を撮ってもらった。笑
これが、この旅で唯一、私が写ってる写真です。笑
私、プーシーからの景色は一生忘れない。
あの虹も。
托鉢で祈れなかった分、ここで祈ったような気がするよ。笑
今日はここまで。つづく。