最近iPadで映画を見ています。
まー便利なのなんのって。
レンタルなら300円とかだし、移動中も見られるから
最近は電車内で読書じゃなく、映画鑑賞をしている。
なかなか、家でじっくり映画を見る時間はないから、
こうやって持ち歩けると、どこでも見られてほんとにいい。
あんまり集中しては見れないけど。
で、昨日見たのが「(500)日のサマー」
ずっと見たいと思ってたのですが、ようやく見られた。
おもしろかった。
全く恋愛価値観が合わない男女ふたりの、
500日間の恋愛模様を、男性の方の目線で描いた物語。
「この話は、ラブストーリーじゃない」という冒頭のナレーションの通り、
恋愛をテーマにした、人生の話、ってかんじ。
おそらく同世代であろう主人公たちに、激しく共感。
切ないけど、ばかみたいで、
痛々しいけど、すがすがしい。
少し陰った青空のような映画。よかった。
どこか明るい気分になる。
主人公の男の子が、ばかみたいに猪突猛進(時に盲信)に、
一喜一憂しながらもがく姿がたいへん愛おしく見えました。
そうそう、人に恋するってこういうこともあるよね。
私はもともと、人の恋愛話が三度の飯より好きで(下世話な趣味ですみません)
その恋愛がどんな形であれ、状況であれ、
とにかく恋をしてる人たちの話は素敵だと思う。
なぜなら恋愛は、その人の心の奥底の、
いちばーん柔らかくて、優しくて、
可愛らしくて、弱い部分でするものだと思うので…。
だいたい、他人を好きになって、相手にも好いてもらえないと苦しいなんて、
要するに傲慢である。
望みが叶わないと悲しくて、だけど、相手に望まずにはいられなくて
一喜一憂しながらも、心を止められない。
それが恋。ああ、切な。
恋は人を美しくする、なんて言うけど、
美しくすることもあれば、醜くすることもある。
恋をすれば人は強くもなるし、弱くもなる。
恋愛する人に悪い人はいない。
恋をするとき、人は自然に自分の弱さを感じている。
だから、恋してる人の話は、たいへん愛おしい。
ずっと前、高校入学したてのときに、
その高校のOGの人と話す機会があった。
で、その人への質問で「高校でやっておいたほうがいいことって何ですか?」って
私じゃなくて誰かが聞いたんですけど
そしたらそのOGの答えはこれだった。
「やりたいことやればいいと思うけど、
それ以外は、とにかくたくさん恋をしたほうがいいです」
その時は、「恋?」とみんな若干びっくりしてたけど(なんたってまだ15歳)
今となっては、あのOGの方は色々な意味ですごい方だと思う。
まだ二十歳たらずの人生で、恋の重要さを知っていたのね。
まーそんなかんじで、恋愛に思いをめぐらせることができるいい映画です。
(500)日のサマー。
テンポもよくておしゃれです。おすすめ。