今日、用事の合間にふらりと立ち寄った古本屋で、
とても可愛い本を見つけました。衝動買い!
なつかしい!「こどものとも」の月刊予約絵本です。毎月届く、薄めの絵本。
上「ひつじかいとうさぎ」ラトビア民話 うちだりさこ再話 すずきこうじ画 1975年
下「ひでちゃんのにっき」永瀬清子作 堀内誠一絵 1981年
どちらも、素晴らしい絵本。
発行年見たら、私が生まれるより前。見たことないわけだ。
「ひつじかいとうさぎ」はいわゆる民話のテイストで、おおかみ、棍棒(!)、火、水、牛などの登場人物がどんどん出てくる。
すずきこうじさんの絵が素晴らしい!!特に火と水、ともに人格を持って描かれてるんだけど
迫力と美しさに見とれてしまう、拡大コピーして飾りたい!!
特に水と森の木々の絵が本当に美しくて好き!!
「ひでちゃんのにっき」は、日記のような、詩集のような、子供から見た日常の世界の語り。
文章が美しくみずみずしく、本当に大人が書いたのだろうか?と思うような、視線と感性。
永瀬清子さんは著名な詩人なのですね。恥ずかしながら初めて著作を読みました。
何気なく書かれているのに、少し切ないような、センチメンタルな気持ちになる…
堀内誠一さんの絵もものすごく素敵!!!
表紙が特に好き…裏も!
「ぐるんぱのようちえん」という絵本の絵を描かれた方でした。読んだことある!
久しぶりに素晴らしい絵本に巡り合って、幸せ!
ちなみに各300円。値段に見合わぬ大きな価値あり。
*
というわけで、今日のpiecesは、勝手にオマージュです。
「ひでちゃんのにっき」より(朗読)
本編からほんの一部部分、特に今の季節っぽいところを引用させていただき
ピアノをつけました。
素晴らしい絵本なので、もし手に入る機会があれば、ぜひ手にとって見ていただきたいです。
図書館とかにあるかもしれないです。