先日、「弱気」という記事を書いてからずっと、
「弱い」ということについて考えてるのですが(しつこいですね…笑)
やはり、たびたび、自分って弱いなと感じる。
くよくよしたり、不安になったり、逃げ出したくなったり、
そんな自分を見つけるたびに、「なんて弱いんだろうか」と思う。
「強くなりたい」というのが、ついこないだまで、ものすごく頭にありました。
ライブで緊張したり、お客様の目を気にしすぎたりして、
思い切り演奏ができない自分が嫌だったから。
けれどこの前、そんな話を友人にしたら、
「強くなることと、心に響く歌が歌えるようになることは、
必ずしも同じではないんじゃないの」
と言われて、ハッとした。
「強い」とか「弱い」って、どういうことなんだろう。
私が一番涙が出そうになる瞬間は、
辛いときに、誰かの優しさを思い出してしまう瞬間。
悩んでるとき、嫌な思いをしたとき、傷いたとき、
家族、友達、ファンの方、大切な方達の、優しい言葉を思い出してしまう。
すると、鼻の奥がツンとして、絶対に涙が出る。胸が苦しくなる。
昔からそうだった。
苦しい時ほど、以前にもらった愛情が、心に染みて痛いのだ。
今日も、ふと、前にもらった嬉しいメールや、
大切な思い出を思い出して、涙がにじんでしまった。
大切なものが増えていきます。
生きれば、生きるほどに。
それに支えられて生きて、それを守りたいと思う。
けれど、その分、涙も出ることもある。
それが大切であれば、あるほどに。
大切なものができるということは、少し強くなるということ。
そして、同じように、少し弱くなるということ。
そんな気がする。
そしてこの弱さは、どこかいとおしい。
「弱い」って、どういうことなんだろう。
どうして私は、「弱い」自分が嫌いなんだろう。
誰かが言っていた。
「本当の強さとは、自分の弱さを、とてもよく知っているということ」
私はきっと、とても弱いんだろう。
まだ認められないのだけど、
ちゃんと、わかってあげたい。