読み終わった!
この話すごいなー
ほとんど、八割がた、会話劇。
それなのに、流れるように読んでしまう。
正直、内容云々より、この読んでいくリズムが心地よいというか
おもしろくて、すらーっと最後まで読んでしまった。
だいたい、一対一の会話が中心なんだけど
後半で、妹フラニーと兄ズーイが会話してて
ズーイの話がクライマックスを迎える瞬間
非常に心が高揚した。
あと、この独特の雰囲気はなんのか。
フラニーとズーイを含む、グラスさん一家の物語なんだけど
本文ではほとんど描写がないのに
この一家の長い長い歴史と物語の背景が
ずーっと漂っていて
奇妙な気持ちになる。
これが名作ってわけか…
うん、久しぶりに、純粋な「小説」というものを読んだ気がする!
おもしろかったです。
今ならライ麦も読めるかな…
中学生で手にとった時は、どうも苦手だったんだよなあ。
チャレンジしてみようかな。